約1年半の不妊治療でかかったトータルの費用についてご説明します。

なお、私が不妊治療していたのは2020年3月〜2021年10月までのため、2022年4月からの不妊治療の保険適用範囲が広がる以前のざっくりとした金額となりますのでご注意を。


◆Jクリニックでの基礎的な検査(卵管造影など)&タイミング法3回まで

・通院回数・期間:約4カ月間(2020年5月〜2020年8月)、計14回

・保険診療分:約3万円

・自費診療分:約1万円(AMHなど一部検査)

タイミング法まではほとんど全てが保険適用になります!唯一保険適用外だったのがAMHなどの一部検査だけでした。そこまでお金はかからないですね。

◆E原病院での子宮内膜ポリープ摘出手術

・通院回数・期間:約2カ月間(2020年9月〜10月)、4回

・保険診療分:約7万円

・自費診療分:約5000円(保険会社提出用の診断書作成代)

私の場合は、子宮内膜にポリープがあるとのことで、1泊2日の手術を行いました。費用はトータル7.5万円ほどです。手術なので、保険会社の診断書以外は、入院費用含めて全て保険適用となりました。

◆Jクリニックでの人工授精3回

・通院回数・期間:約5カ月間(2020年12月〜2021年4月)、19回

・保険診療分:約3万円

・自費診療分:約7万円(人工授精1回あたり2.3万円×3回)

人工授精の場合も、通常の診察代は保険適用でした。3回の人工授精のみが保険適用外。

◆浅田レディース品川クリニックでの体外受精1回まで

・通院回数・期間:約4.5カ月間(2021年5月〜10月)、19回

・保険診療分:0円

・自費診療分:約125万円(診察代、薬代、チョコレート嚢腫内容排除術2万円、採卵23万円、顕微授精43万円、移植16万円など)

体外受精に進むと、全て保険適用外になります…。そして金額も一気に高額に…。

私の場合はJクリニックでの検査結果をそのまま使い回せたので、初診の際も最低限の検査しかしていないのですが、それでもこのくらいはかかりました。


そして、補助金などで戻ってきた金額が以下になります。


◆東京都不妊検査等助成事業

・支給額:5万円

◆東京都特定不妊治療費助成事業

・支給額:30万円

◆港区特定不妊治療費助成制度

・支給額:30万円

◆アフラック 入院保険

・支給額:約8万円


よってトータルでは、

支出総額146.5万円ー助成金等73万円=計73.5万円

で、助成金のおかげで約半分のお金が返ってきました!

2022年4月から、保険適用の範囲が広がり、人工授精と体外受精(顕微授精)も保険適用の対象になるようですね。ただ、浅田ではこちらの公式ブログに詳しく経緯があるように、

今まで当院が行ってきた顕微授精や体外受精、凍結融解等と、4月から始まる保険での治療は別のものと言えるでしょう。そもそも保険診療が何のために存在しているかというと、全国どこでも誰が行っても同レベルの診療が同一料金で受けられるようにするためです。つまり、全国どこでも誰でも行うことができるよう診療のレベルを落とさないといけないということで、高度な生殖医療を追求してきた当院の場合、そのレベルは当然変わってきます。

〜中略〜

当院ではこの4月から、“保険適用の治療” と“従来のレベルの高い浅田式不妊治療(自費診療)”の二つのコースを設けて治療を行っていきます。

https://ameblo.jp/ivf-asada/entry-12732542536.html

と、2つのコースを用意するようです。

高度医療で頑張っているクリニックからすると、保険適用になることが必ずしも良いというわけではなさそうですね…。

クリニックによって、設備投資や技術、熱意などに桁違いの大きな「差」があることは私も感じましたし、それを一括りにするのは確かに…とこのブログを読んで納得しました。

私も「2022年度から保険適用になるらしい」という程度の噂は知ってはいたのですが、お金ではない、今すぐにでも子供が欲しい、と強く思っていたので、お金のことは一切考えずに全力で治療していました。

子供ができる喜びは代えがたいものです。ぜひ皆さんには後悔のない不妊治療となることを祈ります。