働きながら不妊治療をしている方は多いと思います。
私も始業が9:30マストの会社で働いており、通常は夜20:00くらいまで、遅い時は22:00くらいまで仕事をする毎日でした。
コロナのおかげでテレワークが週3回くらいまではできるようになったのは、不妊治療を行う上で本当に助かりました。その日の気分でテレワークか出社かを選んでも問題ない業務だったのも幸いしました。
浅田レディース品川クリニックに通う際は、8:00診察開始の水曜or金曜の予約をとり、診察が終わり次第、家に帰ってテレワークを開始するか、そのまま品川駅から電車で会社に向かうか(9:30始業に十分間に合いました)、または品川駅周辺のカフェでテレワークを2〜3時間した後、お昼休憩の時間を使って家に戻るか、という日々でした。
会社の人に不妊治療をしていることをどの程度話すのか、という問題ですが…私は部長にだけ通院していることを話し、同僚には何も話しませんでした。
やはり、治療しても授からなかった場合のことを考えると、あまり周囲に話をしておきたくない、というのもありました。
だけど一番は、やはり不妊治療は仕事に支障が出ない範囲で行うようにしようと、私は思ったからです。
というのも、会社には未婚の女性もたくさんいます。その方々からすると、不妊治療で仕事をおそろかにするなんて…と当然ながら思うと思います。また、個人的な理由で休むというのをあえて周囲に伝えるのは、周囲のモチベーションを下げる行為でもあると常々私は思っていました。
正直なところ、私自身も34歳までの独身時代、「子供が熱を出してしまって保育園に呼ばれたので早退します」や「この日は子供の誕生日だから早退します」 などといちいち個人的な家庭の理由を、さも休むのが当然という態度で堂々と伝えてくる会社の同僚たちに、ちょっとイライラしていました…。
上司には理由を添える必要がある程度あるかもしれませんが、別に休む権利は誰にだってあるのですから、いちいち家庭の事情を会社に持ち込まないで欲しい。ただ単に「急遽ですみません、家庭の事情で午後休もらいます」だけでいいのに…と。
未婚だと突発的に休むことがないため、こういう家庭の事情を押し付けられる度に自分だけ損した気分になり、地味に落ち込むものなのです…。
そんなひねくれ者の私なので、部長にも周囲にも「この日は不妊治療のために休みます」などとは一切言わず、ただ「半休もらいます」と伝える程度でした。
そんな私にとって、会社の業務時間にあまり影響せずに通院できる浅田レディース品川クリニックは、本当にありがたかったです(前のJクリニックで辛い思いをしたので余計に…)。
もちろん会社によっては、不妊治療に寛大な文化の会社もあるでしょうし、成果主義の会社では始業時間の縛りやコアタイムもないと思うので、ここまで神経質になることはないのかな、とは思いますが(そんな会社が本当にうらやましい…)。